「離乳食の2回食っていつからはじめたらいいの?」「メニューは今までと変えるべき?」
そんな疑問にお答えします。
1回食から2回食への移行時期がわかる3つのサインもまとめました。
離乳食の2回食の基本的な流れや進め方が知りたい方は、ぜひご覧ください。
・いつから2回食に進めばいいのかわからない
・2回食のメニュー例や量を知りたい
・食事の時間帯やタイミングが知りたい
離乳食の2回食はいつからはじめる?
一般的に離乳食の2回食は、赤ちゃん自身が【食べること】に慣れ始めてきた頃始めるのが理想的と言われています。
ただ漠然と「食べることに慣れ始めてきた頃」と言われても、人によって感じ方は様々。
実際いつから始めればいいのかわかりませんよね。
そこで、具体的な目安として【月齢】と【赤ちゃんの様子】を基準にタイミングを計るのが理想的です。
サイン1【月齢】

というのも、生後5~6ヶ月で離乳食デビューをする赤ちゃんが多いため、生後7ヶ月には離乳食を始めて1ヶ月以上経つ計算になるからです。
この頃の赤ちゃんはいろんなことを吸収して学ぶ力に長けているので、1日1回の食事を1ヶ月間続けていると、 自然と食事に慣れ親しむようになっていることが多いそうです。
サイン2【赤ちゃんの様子】

2回食へ進むための具体的なサインは以下の5つです。
・上手にごっくんできる
・泣いたりぐずったりせず機嫌よく食べている
・一定量を食べこなせる
・スプーンに慣れてきている
・生活リズムが安定している
最もわかりやすいサインが、ペースト状の離乳食を上手にごっくんできるかどうかです。
口に入った離乳食を吐き出したり、舌で押し出そうとしたりしているのなら、もう少し様子見した方がいいようです。
また、食事中に泣く、スプーンを嫌がるという様子が見られる間も、しばらく1回食を続けます。
「いつから2回食にすべき!」という決まりはない
食事への慣れには個人差があります。
大人であっても、食べることが大好きな人と少食の人がいるように、食事への興味や意欲も赤ちゃんに寄ってばらつきがあります。

2回食の基本的なやり方
2回食とは―
それまでの1日1回の食事から、1日2回の食事に増やすこと。
食事の回数が増える分食べる量が増え、食べられる食材や味付けのパターンも広がります。
2回食では、午前中に1回目の食事を、午後に2回目の食事を行います。
そして、午前中と午後で食べるメニューも変えます。
2回食の基本―食物アレルギーへの対応
離乳食が進むと、アレルギー反応のことも頭に入れながら、新しい食材にチャレンジしていかなければいけません。
新しい食材を試す場合は、必ず午前中に与えてください。
例えば、卵黄は離乳食初期(5~6ヶ月) から始められますが、卵アレルギーが出る可能性があるので、何かあった時にすぐ病院が受診できる時間帯に合わせます。
そして初めての食材は、必ず1種類ずつ試します。
同時に2種類以上の食材を食べさせると、どれにアレルギー反応が起こったのか判断できないからです。
・1回目は午前中、2回目は午後に行う
・初めての食材は、午前中に1種類だけ試す
・アレルギー反応が出ないか、赤ちゃんをよく観察する
離乳食の2回食の進め方
ここからは、離乳食の2回食の進め方について、より詳しくより具体的にまとめました。
・1回目と2回目の食事をどれくらいあけるべきか
・1回食の時とメニューは変えるべきか
そんな疑問にお答えします。
2回食の与え方・時間帯
先ほど説明した通り、2回食の1回目の食事は午前中に、2回目の食事は午後に行います。
そしてできれば時間帯も決めておくのが理想です。
たとえば、午前中は10時、午後は15時
などと決めておき、毎日その時間に食事が始まるようリズムを整えることが重要!
さらに1回目と2回目の間隔は、4時間以上あけましょう。
4時間あける意味・メリット
4時間以上の間隔をあけることには、
・赤ちゃんが空腹を感じるので、美味しく食べられる
・赤ちゃんの胃の負担を減らす
という2つのメリットがあります。
2回食におすすめの時間帯
おすすめの時間帯は、
1回目:10~11時台
2回目:14~16時台
です。
1回食があまりに早い時間帯だと、万が一 食物アレルギーが出てしまった時に、小児科が開いておらず困るということになりかねません。
また寝起きの赤ちゃんは、お腹が空いていてゆっくり食事ができないということがよくあります。
そのため、寝起きの空腹時は授乳またミルクを与えて、次の空腹時に離乳食を与えるのがおすすめです。
1回食とのメニューの違い

そして2回食に入る頃からは、豆腐や魚などのタンパク質も豊富にとり入れます。
主食のおかゆも、10倍粥から8倍粥、7倍粥…と、少し粒が残るようにしていきます。
・おかゆ
・野菜
・タンパク質(豆腐・魚)
ドロドロ状→食感が少し残る固さへ
食感を少し残すとは言え、あくまで舌でつぶせる程度の柔らかさにとどめます。
また、薄めの味付けや出汁を使った離乳食もOK!
離乳食初期では、野菜だしや昆布だしから始めるのがおすすめ。
2回食では、味や食感に変化をつけてながら、メニューのレパートリーを増やしていきます。
2回食の調理のポイント
・少し食感を残しつつも舌でつぶせる程度の柔らかさ
・出汁(昆布だし、野菜だし)も使ってOK
2回食の量は?どれくらい与えるべき?
2回食をはじめる時は、午後の食事量は少なめにします。
まずは、通常の1/3くらいの量からはじめてみましょう。
午前中の食事量は今まで通りで大丈夫です。
2回目の食事も十分食べこなせるようであれば、 少しずつ量を増やしていきます。
おかゆ:50~80g(大さじ4~5杯
野菜:30g(大さじ2杯)
タンパク質:魚15g(大さじ1杯)/豆腐30g(大さじ2杯)
ただ、これはあくまで大体の目安です。
食べられる量には個人差があるので、赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。
生後6ヶ月半の2回食の例|みぃくんの場合
我が家のみぃくん(生後6ヶ月半)は、離乳食デビューから1ヶ月が過ぎ、かなり食べることに慣れてきました。
2回食への戸惑いも見られず、近頃はスプーンを見ると「もっと食べたい!」とアピールすることも。
そんなみぃくんの2回食のメニュー例です。
午前:卵黄入りのおかゆ30g/ほうれん草15g/豆腐30g
午後:おかゆ15g/かぼちゃ10g
午前が大体75gほど。午後は25gほどを食べました。
量はしっかり計ったわけではなく、大さじで分けた時の大体の目安です。
2回食に慣れるまでは、食べ慣れた食材や好きな食材を午後に持ってくるようにしています。
最近は食事にもかなり慣れてきたので、午後の食事量も少しずつ増やしていくつもりです。
ちなみに、離乳食はまとめて作って冷凍しています!ともかの離乳食のストック作りはこちら↓
https://irohairoiro.com/rinyusyoku-stock/
離乳食2回食―大事なのは赤ちゃんのペース
赤ちゃんが離乳食を食べたがらない・嫌がるというのは珍しいことではありません。
特に離乳食初期では、ミルク以外のものを口にするというだけで拒否反応を起こす赤ちゃんも多いです。
無理に食べさせると、食事に嫌なイメージを抱いてしまって逆効果!
「いつから量を増やさないといけない」というルールもないので、赤ちゃんのペースに合わせてゆっくり進めていけば大丈夫です。
母乳やミルクは欲しがるだけ与えてOK
離乳食の目的は、色々な食材に触れる中で、食事やスプーンでの食べ方に慣れること。
食材によって食べたがらなかったり、 完食できなかったりしても当たり前。
栄養は引き続き、母乳やミルクで補います。
離乳食後であっても、赤ちゃんがお腹が空いて泣いているようなら、十分なミルクを与えましょう。
離乳食2回食は【噛む】ことを覚える時期
2回食は、ゴックン期からモグモグ期に移行する時期です。
歯が生えるのはもう少し先になりますが、舌や顎を使って噛む練習をしていきます。
最初はなかなかモグモグが見られないかと思いますが、ちょっとした工夫をすることで、自然とモグモグ期が訪れます。
モグモグ期へ移行するポイントは3つ
噛む練習をするポイントは3つあります。
・パパやママが一緒に「モグモグ」の仕草をして見せる
・赤ちゃんのお気に入り食材から固くしてみる
・1口ずつ間を起きながら、ゆっくり食べさせる
パパやママの声かけはもちろんですが、食材を少しずつ固くしていくのも有効です。
その時、すべての料理を固くしてしまうと赤ちゃんが戸惑ってしまうので、1品ずつ固くしていくのがおすすめ。
まずは、赤ちゃんの好きな食材から固めに調理してみましょう。
その時ももちろん、舌で潰せる程度の柔らかさは守ります。
赤ちゃんにとって楽しい離乳食タイムを♪
上手にモグモグできた時は、その度にしっかり褒めてあげます。
そうすることで、 赤ちゃんはどんどん吸収して、積極的にモグモグするようになります。
【食事=楽しい時間】というイメージを持たせてあげることが、成功のポイントです。
離乳食の2回食はいつから?はじめるサインは?|まとめ
今回は「離乳食の2回食はいつから?」というテーマでお届けしました。
2回食は、 ゴックン期からモグモグ期に移行する時期です。
最初はなかなか噛む動作をしないかもしれませんが、食感を工夫したり、パパやママが一緒にモグモグすることで、自然と覚えていきます。
赤ちゃんとはいえ、すでにメニューの好みが見られることも!
食べられる量や食材の種類には個人差があるので、私もみぃくんのサインを見逃さずに、焦らず進めていきたいと思います。
ともかの子育て日記では、今後も子育てに関する情報をわかりやすく解説していきます。

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